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メタボラ、終わってしまいました

メタボラ378回目で12月21日朝刊にて終了いたしました。

悲しい余韻が残る終わり方。

寂しさが漂っております。

映画「真夜中のカーボーイ」のラストを思い出すような雰囲気です。

最後の方が駆け足的に進んでしまったのも悲しい気がします。

最後の絵もモノクロ扱いこれも悲しい気分。

人気なかったのかなぁ~。

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ハッピーエンドを望んだけれどやはり小説だとそうはいかないのでしょうかねぇ。

どうせだったら山田洋次の映画風に悲しいけれど救いもある心地よい終わりにして欲しかったのですが、内容からいって悲劇にするしかなかったのかなぁ。

社会で駄目なものは人生も駄目って感じですかね。悲しい~!

唯一の救いはギンジの顔が後半、別人のようにカッコよくなっていることです。

前半のギンジ↓
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後半のギンジ↓
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しかし、なにはともあれ一年間楽しませてもらえました。

ギンジとジェイクと共に夢を求めて旅した気分です。

旅の過程と出会った個性的な登場人物等が今は懐かしく感じます。

束の間の夢をありがとうという感じですね。

幸せをつかめる事を望んでいたけれど最後は悲しい結末。しかし、強く余韻は残っております。

ただ、途中から読んだせいか、最後までメタボラの意味がわかりませんでした。

とほほ~!

とりあえず本でたら買おうと思います。

桐野夏生さん、水口理恵子さん。一年間、楽しませて下さってありがとうございました。
by yururitositarou | 2006-12-22 00:40 | メタボラ
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