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ロバート・ワイズ

映画監督のロバート・ワイズが亡くなったとニュースで流れました。

映画黄金期の人たちがどんどんいなくなってしまうのはさみしいものです。

ロバート・ワイズというとニュースでもそうでしたが、

「サウンド・オブ・ミュージック」

サウンド・オブ・ミュージック
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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サウンド・オブ・ミュージック/南太平洋
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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南太平洋のみ持っているので損した気分


こちらがお得ですね。



それと「ウエストサイド物語」

ウエスト・サイド物語
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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が有名でこの2作しかとっていないかのように言われておりますが、(この2作は確かに大傑作で私も何回か観ております)

しかし、実は他にも
「砲艦サンパブロ」(マックィーン&マコ)

砲艦サンパブロ
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN : B0007TFB5S
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「スター・トレック」(ここであげながら恥ずかしながらいまだ、観ていないです)

スター・トレック
/ パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
ISBN : B000B84ML4
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も撮っているのです。

更に調べてみたら、侵略SFの

地球の静止する日
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN : B000793D6M
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や「ヒンデンブルグ(1975) 」レッド・ツェッペリンⅠのジャケット(報道写真展 激動の時代編
というサイトに写真あります)amazonになさそうです。

なども撮っており、どれも有名なので、つくづく凄い人だと思います。

で、私が唯一持っているこの監督のDVDが

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この「アンドロメダ・・・」です。

原作はジュラシック・パークのマイケル・クライトン「アンドロメダ病原体」です。
本は読んでませんが、機会ありましたら読みたいと思っております。


アンドロメダ病原体
マイクル・クライトン 浅倉 久志 / 早川書房
ISBN : 4150102082
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この映画は、宇宙からの飛来物に病原体が付着して飛来物が落ちた村が赤ちゃんと老人の二人以外全滅してしまいます。

その秘密を究明するため国家機密で、地下研究所に科学者達が派遣されます。

ほとんど研究所の中だけで、
たんたんと話は進むのですが、

しかし、これがとてつもなくおもしろいのです。

研究者達が病原菌の謎を解いていく過程、一つの画面に二つ以上のカメラで捉えた映像が並んで動く映像的な面白さ。



SFですが特撮も顕微鏡から見た病原体の姿ぐらいでしかつかわれておりません。

不思議と何度も観たくなる映画です。

それなのにこの映画は埋もれていってしまいそうです。

どうしてこんなに面白いのに寂しい扱いなのか悲しいです。

レンタルでもいいのでこの映画を観ていただきたいです。

それほど面白い映画です。

埋もれてしまうにはもったいなさすぎます。


細かい解説はamazonにも書いてあります。



アンドロメダ・・・
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
スコア選択: ★★★★★
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by yururitositarou | 2005-09-16 01:37 | 映画

悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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「悲しみよ こんにちは」(新潮文庫)
フランソワーズ・サガン著
(確か昨年亡くなってしまった思います。新聞に大きく載っていました)

朝吹登水子訳となっておりますが、新潮文庫のサガン物は全部この方の訳となっております。

昔から読みたいとは思いながら、今更ながら初めて手に取り読みました。

サガン自体初めてです。

18歳で書いたそうです。

信じられないです。

洒落た表現力は垢抜けており、都会的に洗練されています。
フランス的アンニュイな洒落た香りが漂います。

表紙絵はビュッフェです。

大きな美術館とかに行くと違う絵ですが本物が常設展で見ることできますし、洒落たレストランなどにも飾ってありそうで、なにかと見る機会の多い画家です。

確かに黒く太い縁取りのある独特の絵は、上手いのか下手なのかわからないような絵なのですが、見ていると落ち着きます。

不思議な力のある絵です。

「悲しみよ こんにちは」は昔、テレビで映画を観まして、かなりのインパクトを与えられました。

今回、本を読んでみて表現方法は映像と文(日本語訳です)とで違いますが、受けた印象は同じでした。

改めて、よくできた映画だと思いました。

私にとってはこの話は映画のインパクトが強いです。

DVDほしいけど何回も観ないしなぁ~。
しかしまた、観たくなりました。


フランソワーズ・サガンの悲しみよこんにちは
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ISBN : B0009J8E4G
スコア選択: ※※※※※



現在のシーンが白黒で、回想シーンがカラーです。

実際、自分自身も過去の若いときの思い出が鮮烈な色を持っている反面、現在の生活は色がないような感覚に感じる時があります。

映画では、その回想シーンのカラーがとてつもなく美しかったような印象を持っております。

特に、夏の太陽に照らされた海の青色が。

主人公の10代後半の女の子の名前がセシルといいまして、
この映画で主演女優となり有名になったジーン・セバーグの髪型から
セシルカットという言葉が生まれたのは有名です。

彼女のもう一つの代表作「勝手にしやがれ」のパンフレットあったので、載せてみました。
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この女優さんは後に悲しい末路をむかえます。

それゆえにジェームス・ディーンやマリリン・モンローなどと同じように
伝説となってしまいます。

日本だと「勝手にしやがれ」というとジュリーですが、この映画はその曲を映像化した映画ではなく、ジュリーよりも古い映画です。

再上映の時のパンフレットです。
自慢してもう一枚。

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で、話がずれてきましたので修正しますが、本は150ページくらいで読みやすい文章(訳もいいのかも)で、若い女性特有の残酷さを、その心情風景を通して、いわゆる一人称で語っていきます。

映画もそれに負けず劣らず(私個人としては映画のほうがインパクト大)魅せる語り口で強く印象に残る傑作となっております。

それにしても18歳でこの才能、うらやましいというか信じられないです。

まあ、日本にも金原ひとみと綿矢りさがおりますね。
それぞれ芥川賞作品しか読んでおりませんが、この二人も今後どうなるか楽しみです。

若い作家は一人称が多いと何かに書いてありましたが、上にあげた作家達も一人称ですね。
逆にだからこそ、その若々しい感情がストレートに伝わってくるのかもしれません。
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by yururitositarou | 2005-09-16 01:33 |

地球の長い午後(ハヤカワ文庫)

地球の長い午後(ハヤカワ文庫)ブライアン・W・オールディス著、原題「HOTHOUSE」:温室。
読みました。

読書というのは、はたして現実の生活にどのように役立っているかわかりません。

私は物語ばかり読んでおりますが、それが生活に役立ったという実感はあまり感じません。

ということは読書は無意味な行為なのかなぁ?

物語読むんだったら、経済本やハウツー本、雑誌、マニュアルなど、現実の生活に役立つ物をもっと読んだ方がずっと生活の役にたつような気もします。

しかし、物語漬けになった、私の脳細胞は経済本やマニュアルを受け付けないような構造と化してしまっております。

そして、私は現実の生活においてはなんの取り得もないような役立たず人間となってしまっている事に気づくのです。

しかし、やめられません。

タバコみたいな物かもしれません。

心落ち着く現実逃避の悪循環。

非現実的な脳細胞内の世界は充実しておりますが、はたしてそれは生活する上で役立っているのか?

いくら歴史物読んで歴史に詳しくなっても、現実には経済、株、資産運用、IT知識に詳しい方が、または現実的思考回路が理路整然と並べられた脳細胞の方が、またはスポーツマン的すばやい回転の脳細胞の方が、ずっと世の中の役に立っているような気もします。

最近、ふとこのような疑問が頭をよぎります。

物語本、いわゆる小説といってもその中には様々なジャンルがあり、今回私が読んだ本は、SFというジャンルで、小説ジャンルの中でも最たる非現実的ジャンル、いわゆる現実生活の中で役に立たない度が一番高そうなジャンルであります。

結構、このジャンル好きでして、そのおかげで非現実的脳細胞がさらに幅を利かせることとなってしまいました。

今回の「地球の長い午後」は数千年あるいは数万年先の地球が舞台という、全く現在の現実からかけ離れた世界です。

少年の冒険成長談です。

長い年月の間、月の引力が地球の自転を鈍らせていき、地球は片面だけを太陽に向けた状態で自転をやめてしまいます。

その結果、人類はあれやこれやで思考力が低下し、代わりに世界を支配し始めたのが植物となります。

人間や動物は減少あるいは絶滅していき、植物の餌になってしまったりします。

月と地球の間に糸を張って行き来する巨大な蜘蛛も植物で、人を襲う巨大な鳥のような生き物も植物。

植物は地球の覇者となって、進化していきかつての動物のように動き回ることができてしまいます。

人間はそのような植物に怯えながら地面と天を埋め尽くしたジャングルのような中の中間地点の木の枝に住んでおります。

主人公の少年ははじめ仲間と旅をしますが、意見の不一致で一人で旅をする羽目になります。
後から仲間の女の子一人が追いかけてきます。

そして二人で旅をしてさらに色々な人間や生き物に出会います。

途中で人間よりすぐれた意思を持ったキノコが主人公の頭の上に寄生して、主人公に色々教えていくとともに、主人公の行動を支配しはじめます。

TVCMのおかげでこのキノコが不気味になったドコモダケに見えてしまいます。

ともあれ、その世界はいままで見た事もない世界です。

想像力もここまでくると凄いです。

主人公達は日の当たらない世界へと移動していきます。

人によっては受け付けないかもしれません。

確かに読んでも現実には役立たない話です。

しかし、私の頭の中はいままで出会ったこともない世界が広がっております。

SFの面白さの一つにその出合った事もないまたは、想像した事もないような壮大な世界が展開する事にあります。

依然読んだ本の中の、目の前に美しい色をたたえて迫る星、平面だけの世界、その他様々な忘れがたい世界はいまだに私の脳細胞の中に残像を残しております。

雄大な想像世界を旅したい方は、読んで損はないと思います。

旅が進むにつれて面白くなっていきます。

しかし、生活や仕事においては全く役立たないと思います。

それでも私は読み続けます。

はたして何のためなのだろうか・・・

それが上にますます、トホホな人生に・・・トホホ。

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表紙について

少しピントボケてしまいました。
カバー絵は話の内容のイメージをさらにイメージしたような感じです。

カバー・角田純男と記載があります。

表紙買いしてもおかしくないと思います。

SFは結構、表紙絵に凝っているものが多いので、その点でも面白いかもしれません。
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by yururitositarou | 2005-09-09 02:04 |